車のバッテリーが1年もたない理由と対策

当店RCAでは自動車用品や部品の販売を行っていますが、「車の新品バッテリーって、1年半以下でだめになってしまうものですか?」というご質問をよくいただます。
そこで今回は、本来のバッテリーの準用や車のバッテリーが短命化する背景と要因などについてお伝えします。バッテリー寿命を延ばすための対策とおすすめのバッテーリー商品紹介などをお伝えしながら、長寿命化の秘訣を解説します。
車のバッテリーの役割とは?交換時期の目安は?
車のバッテリーは、車の電気システムにとって非常に重要な役割を担っています。その主な機能は以下の通りです。
①エンジンの始動:バッテリーは、エンジンを始動させるために必要な電力を提供します。キーを回すと、バッテリーからスターターモーターに電力が送られ、エンジンが始動します。
②電気系統への電力供給:エンジンが停止している時にも、車内のライト、ラジオ、エアコンなどの電気機器に電力を供給します。
③電圧の安定化と電力の補助:エンジンが稼働している間は、オルタネーターが車の電気システムに電力を供給しますが、バッテリーは電圧を安定させ、ピーク時の電力需要に対応するための補助電源としても機能します。
バッテリーは、これらの機能を通じて、車の安全で快適な運転に欠かせない部品といえます。逆にバッテリーが寿命となり、必要な電力を共有できなくなると、車は当然動かなくなります。そうなる前に、新品バッテリーへの交換が必要になるわけです。
通常交換が推奨されるタイミングは、3~5年ごと。典型的には3年で性能が低下し、5年を超えると故障のリスクが高まるとされますが、実際の寿命には幅があります。寿命がばらつくのはバッテリー自体の性能もあるのですが、使用状況や気候で大きく変わります。スマホなど他のバッテリーも同じですね。
そして、車が動かなくなったり、電気装置が正常に動作しない場合、バッテリーの寿命が尽きている可能性が高いです。ロードサービスの出動理由のトップ1位も、実は「バッテリー上がり」です。
バッテリー寿命で車が動かなくなり右往左往するよりは、定期的な点検や充電システムの確認を行い、異常が見られたら早めの交換を行うほうが安心ですよね。
車のエンジンがかからない!バッテリー交換が必要?
「エンジンがかからない、どうしよう?」となった場合は、まずバッテリー上がりを疑います。「チッチッチッ」や「ヒューンヒューン」といった音がでている場合には、大体バッテリー不良が原因です。
メーターの警告灯表示が光っていたり、パワースライドドアの動作音が聞こえるような場合でも、バッテリー劣化によってエンジンを起動させるほどの電力が無い場合は、エンジンはかかりません。
エンジンがかからない場合、まずはバッテリー上がりを疑い、いつバッテリー交換を行ったか確認しましょう。バッテリー上がりが疑われる場合は、ブースターケーブルやジャンプスターターがあれば、簡単に復旧することが可能です。
しかしながら、エンジンがかからない場合に100%バッテリーが要因というわけではありません。いくつかの要因をご紹介します。
セルモーターの不良
車のセルモーターは、エンジンを始動させる際に使用される電動モーターのこと。通常、キーを回すかボタンを押すと、セルモーターがエンジンのクランクシャフトを回し、エンジンを起動させる役割を果たします。
セルモーターは非常に高い回転力を発揮し、エンジンを始動させるための十分なトルクを提供します。エンジンが始動すると、セルモーターは自動的に停止します。セルモーターの正確な操作は、車の正常な起動に欠かせない要素の一つです。セルモーターが回らないからエンジンがかからないというパターンもあります。
キーシリンダーのスイッチの接点不良
鍵を差し込むキーシリンダーとスイッチの接点が上手く噛み合わずに、セルモーターが回らないということも要因として考えられます。配線などが影響している場合もあります。
その場合は、キュルキュルといった音もならないので、1つの判断基準として覚えておいてください。この場合は、メーター周りの警告灯ランプなどがしっかり点いている場合が多いです。
エンジン自体の不具合
セルモーターは動くけれども、エンジンが掛からない場合は、エンジンそのものの不具合かもしれません。
鍵のイモビライザー不備
車の純正セキュリティの1つに、車の鍵に搭載されたチップ「イモビライザー」というものがあります。そのイモビライザーが車両とリンクすることにより、エンジンがかかる仕様になっています。
リンクが上手くできなかった場合やイモビライザーが入っていない鍵を使ってしまった場合などに、エンジンがかからない可能性も考えられます。いつもと違う鍵を使う場合や合鍵を使う場合、中古で鍵を購入する場合などには、その可能性も考えてみると良いでしょう。
パーキングやニュートラルに入っていない
シフトレバーがパーキングやニュートラルに入っていない状態でエンジンをかけようとしても、上手くかかりません。
ハンドルロックがかかっている
ハンドルロックがかかっている状態でも、エンジンはかかりません。
鍵の湾曲やすり減り
鍵の湾曲やすり減りよって、回りが悪いと感じたら、早めに交換しましょう。
前回のバッテリー交換から1年も経っていないような場合は、上記の可能性も加味し、原因を探してみると良いでしょう。
バッテリーが1年もたない理由とは?
通常3〜5年ほど持つ車のバッテリー。とはいえ、もっと寿命が短くなるケースもあります。中には、1年ももたずにバッテリー上がりが発生するケースも。いくら何でも早すぎと思いますが、ゼロではありません。
1.充電よりも放電が上回る状態が続いた:
バッテリーが一年もたない主な原因の一つは充電不足です。たとえば、車に乗る頻度が低く、乗ったとしても短距離走行(いわゆるちょい乗り)の場合、バッテリーが十分に充電されず、電力が不足します。
バッテリーの電力が最も多く使われるのはエンジン始動の時です。エンジンをかける際に電力が使われたのち、短距離走行よってあまり充電されず、そのまま長期間運転しない状況であれば、バッテリーの寿命が急速に短くなります。
他にも、エンジンをかけずに消費電力が多い電子機器を頻繁に使用することは、バッテリーへの過度な負荷をかけます。
これらの要因が重なることにより、バッテリーが急速に劣化して寿命が縮む場合があります。
2.粗悪な品質のバッテリー:
バッテリーには個体差があります。品質管理が行き届いていないメーカーの場合、粗悪品によって非常に短命な個体が市場に出てしまう場合があります。保証もない場合は、泣き寝入りとなります。
3.整備不良や車体劣化:
整備不良によってバッテリーが驚くほど短命になることがあります。また、車両側配線の劣化等によるリーク(漏電)によって過放電が起こりバッテリー上がりとなるケースも。
すぐに寿命が来るのは嫌だが、できるだけ安く抑えたい。そのような方へおすすめのバッテリー
ここまで、車のバッテリーが1年もたない理由について説明いたしました。もちろん、それぞれの原因ごとに対策を行ってできるだけ健康な状態のバッテリーを長く使いたいものですが、バッテリーである以上は劣化は避けられません。
劣化したバッテリーは交換するしかないのですが、ポイントとなるのは性能とコストのバランスが良い商品を選ぶことです。
そこでおすすめしたいのが、世界品質の高性能で信頼性抜群の「LAKEFIELD(レイクフィールド)」シリーズ。価格・品質・保証が揃ったバッテリーです。
様々な車用バッテリーが販売されている中で、当店RCAが自信をもってこのバッテリーを勧める一番の理由としては、長期保証があること。素晴らしいコスト感もさることながら、高品質・高耐久という性能面も妥協していないことの裏付けです。
今回の記事の主題である車のバッテリーが1年もたない場合の対策としても、そもそも1年以上の保証が付いたバッテリーを使うのであれば安心です。
※バッテリーのタイプごとに補償期間は異なります。それぞれの商品の詳細はこちらからご覧ください。
まとめ
バッテリーの寿命やバッテリー上がりの要因、そしておすすめバッテリーを紹介してまいりました。
できるだけバッテリー寿命を長くするには、商品の正しいチョイス・正確な保守メンテナンス・バッテリーに負荷をかけない乗り方となります。今回の記事を参考にしていただき、バッテリー上がりを回避して快適なカーライフを維持しましょう。